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Trouble「故障」Story ~パワーウインドウ故障偏~

MINIのトラブルに多いとされるパワーウィンドウの故障。特に第1世代に乗っているオーナーなら他人事ではありませんね。

突然、窓が開かなくなってしまったという声も聞かれます。

 

簡単な対処法として、世間でささやかれているのはスピーカー周辺をドンと叩いてやるもの。昭和のテレビと同じような対処ですが、実際に直ることも多々あります。ですが、それでは対応しきれない場合ももちろんあります。

そこで、今回はMINIのパワーウィンドウの修理についてご紹介していきます。

 

自動車のサイドウインドウは、ドアの内部にウインドウガラスを昇降させる仕組みが格納されています。この仕組みがレギュレーターと呼ばれるものです。

 

レギュレーターは大きくアーム式とワイヤー式があり、一般的に手動ウインドウにはアーム式、パワーウインドウにはどちらも使用されます。

 

MINIに採用されているワイヤー式ですが、故障の原因となるのは、モーターの故障、ワイヤーの絡み、窓受けから窓ガラスが外れることの3つです。

 

モーターの故障で窓落ちが発生した場合、不具合箇所はモーターの故障とスイッチの故障に切り分けられます。モーターが焼け切った場合は交換が必要となります。またスイッチが故障してモーターにオンオフの指示が飛んでいない場合、モーターに問題はなくスイッチ自体の故障や配線の故障が考えられます。

ワイヤーの絡みや切断の原因は経年劣化や、想定外の開閉が考えられます。

MINIではこれが一番多いですね! ワイヤーのガイドプラスチックが割れてワイヤーが絡まるケースが圧倒的!

 

ガイドライン上の窓受けとサイドウインドウは、通常樹脂部品で連結されています。この樹脂部品にも経年劣化は起こります。開閉時にガタガタと異音が発生しだしたら、窓落ち間近のサインです。

 

修理はアッセンブリー(部品の集合体)で交換することをお薦めいたします。 

ワイヤーが絡まってしまったけどモーターは元気で問題なければ再利用もできます。作業の手間は増えますが少しでも修理代を抑えたい方はご相談下さい! 

パワーウインドウを昇降中に異音や動作の緩慢さ、レスポンスの悪さなどを感じたら、早め相談下さいね。

 

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