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【ミニクーパーを修理したい方向け】④ – エンジンの振動が気になる場合

ミニクーパーは、その独特のデザインと走行性能で多くの愛好者を持つ車ですが、エンジンの振動に関する問題が発生することがあります。この記事では、エンジンの振動が気になる場合の原因と対策について詳しく解説します。

1. エンジンマウントの劣化

エンジンマウントは、エンジンを車体に固定し、振動を吸収する役割を果たします。
エンジンマウントが劣化すると、エンジンの振動が直接車体に伝わり、運転時に不快な振動を感じることがあります。
エンジンマウントの劣化は、長期間の使用や過酷な走行条件により進行します。

対策: エンジンマウントの点検と交換が必要です。特に、車が高い走行距離に達している場合や、エンジンの振動が急に激しくなった場合は、早めの交換を検討してください。

R60 クロスオーバーや、第3世代F型のMINIに特に多い症状です。

2. 点火系統の問題

エンジンの点火系統に問題があると、燃焼が不完全になり、振動が発生することがあります。具体的には、スパークプラグや点火コイルの不良が考えられます。

対策: スパークプラグと点火コイルの状態をチェックし、必要に応じて交換します。
スパークプラグは定期的に交換が推奨されており、一般的には30,000キロメートルごとに交換することが多いです。

どの年式にも共通しますが、第2世代のMINIの点火不良でエンジンチェックランプと振動が起きる事例が増えてきています。
ちなみにディーゼルの車は別の仕組みで点火しているので、車に合わせた点検が必要です。

3. 燃料供給系統の問題

燃料供給系統に不具合がある場合、エンジンがスムーズに動作せず、振動が発生することがあります。
燃料フィルターの詰まりや燃料ポンプの故障が考えられます。

対策: 燃料フィルターの清掃や交換、燃料ポンプの点検を行います。
燃料フィルターは定期的に点検し、汚れがひどい場合は早めに交換することが重要です。

安価で簡単に施工できる燃料添加剤のご提案もさせていただきます。

 

4. 吸気系統の問題

吸気系統のトラブルもエンジンの振動を引き起こす原因の一つです。
特に、エアフィルターの詰まりや吸気マニホールドのリークが問題となります。

対策: エアフィルターの定期的な点検と清掃、吸気マニホールドの点検を行います。エアフィルターは10,000キロメートルごとに点検し、汚れが目立つ場合は交換します。

J FOLKSでは車検や12ヶ月ごとにしっかり点検しています。
外してみると意外と汚れているんですよ。

5. エンジン内部の問題

エンジン内部の問題も振動の原因となり得ます。
ピストンやシリンダー、クランクシャフトの異常が考えられます。

対策: エンジン内部の問題は、専門の整備士による詳しい点検と修理が必要です。エンジン内部の異常を早期に発見するために、定期的なオイル交換とエンジン点検を欠かさないようにしましょう。

大掛かりな修理になりやすいエンジン内部、普段からエンジンオイルの管理をしっかりして、汚れや劣化に応じて交換や、添加剤などを入れてあげたりしていると、エンジントラブルは少なくなります。

まとめ

今回はMINIでよくある事例を紹介させていただきました。
エンジン振動は、様々な原因によって引き起こされることがあります。
問題を早期に発見し、適切な対策を取ることで、振動の解消と快適な運転を維持することができます。エンジンの振動が気になる場合は、上記のポイントを参考にして点検とメンテナンスを行いましょう。

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