オイル漏れは車両の維持管理において避けて通れない問題の一つです。
オイル漏れが発生すると、エンジンのパフォーマンスが低下し、最悪の場合、エンジンが損傷することがあります。
この記事では、オイル漏れの主な原因とその対策について詳しく解説します。

オイル漏れの主な原因

オイル漏れが発生する箇所はいくつかありますが、そのほとんどが以下の部分からです。

・タペットカバー：エンジンの上部を覆うカバーで、ここからの漏れは比較的一般的です。

・エンジンオイルパン：オイルを蓄える容器であり、底部からの漏れが発生することがあります。

・エレメントハウジング：オイルフィルターを固定する部分で、接続部から漏れることがあります。

・パワステポンプ：パワーステアリングシステムの重要な部品で、ここからの漏れもよく見られます。

・バキュームポンプ：エンジンの真空を生成するポンプで、ブレーキにも関係してくる場所です。ここからもオイル漏れが発生することがあります。

・クランクアングルセンサー：エンジンの回転角度を検出するセンサーで、ここからのオイル漏れが発生することもあります。

・その他各ホース類：エンジンオイルが通るホースの接続部から漏れが発生することがあります。

これらの漏れの原因としては、パーツの劣化や、これらに付随するパッキンやガスケットの劣化が挙げられます。
劣化により水密性が保持できなくなり、オイルが漏れ出すことになります。

オイル漏れの影響

オイル漏れが発生すると、エンジンオイルの量が減少し、エンジン内部の潤滑が不十分になります。
これにより、エンジンの摩耗が進行し、最終的にはエンジンの故障に繋がることがあります。
また、オイル漏れは環境にも悪影響を与え、地面や道路にオイルが流出することで環境汚染を引き起こすことがあります。

オイル漏れの対策

1. 定期的なメンテナンス

オイル漏れを防ぐためには、定期的なメンテナンスが重要です。
エンジンオイルの交換やオイルフィルターの交換を定期的に行うことで、漏れのリスクを低減することができます。
また、ガスケットやシールの状態も定期的にチェックし、必要に応じて交換することが推奨されます。

2. 高品質なオイルと部品の使用

高品質なエンジンオイルやオイルフィルター、ガスケット、シールなどを使用することで、オイル漏れのリスクを減少させることができます。弊社ではWAKO’Sの高品質なオイルを標準採用しています。

3. 適切な取り付けとトルク管理

オイルフィルターやガスケット、シールなどの取り付けには、適切なトルクで締め付けることが重要です。
過剰な締め付けや不十分な締め付けは漏れの原因となることがありますので、取扱説明書に従って適切に取り付けを行うようにしましょう。

4. 専門家による点検と修理

オイル漏れが発生した場合は、速やかに専門のメカニックに点検を依頼することが重要です。
J FOLKS では、ボンネットから下回りまで丁寧に清掃しつつ、該当箇所を特定し、パーツ交換にて対処いたします。漏れの原因を正確に特定し、適切な修理を行うことで、エンジンのダメージを最小限に抑えることができます。

まとめ

オイル漏れはエンジンの性能や寿命に重大な影響を及ぼす可能性があります。
定期的なメンテナンスや高品質な部品の使用、適切な取り付けなどを心掛けることで、オイル漏れを防ぐことができます。
また、万が一オイル漏れが発生した場合は、早めの点検と対応・修理が重要です。
車両の健康を保つために、日頃からのメンテナンスを怠らないようにしましょう。

BMW MINI 専門店 J FOLKS では、お客様の愛車を長く快適にご使用いただくためのサポートを提供しております。
オイル漏れやその他のトラブルでお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

次回はこれから活躍するエアコンのトラブルについて、ご紹介します！